構造のいろいろ

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3つの構造体

地震や台風から建物を守る構造には、大きく分けて「ラーメン構造」と「ブレース構造」「壁式構造」の3つの構造体があります。

どの工法が有利不利といったものではなく、それぞれの特徴を利用して建物は作られています。

図解名称実際の建物
ラーメン
構造
鉄筋コンクリート造や鉄骨造で作る建物の殆どは、この構造で作られています。木造住宅以外の街で見かけるほとんどの建物はこの構造と考えていいです。
柱と梁だけなので、建物全体を広く使うことができます。ただ、工法上、木造では使いたくても加工することができません。
柱と梁の接合部を固く固めて建物の変形に対応する構造です。
ブレース
構造
木造軸組工法、1.2階建て程度の倉庫のような鉄骨造で広く見られる構造です。
ハウスメーカーの鉄骨プレハブ工法もここに入ります。
筋交いにより、建物の変形に対応する構造で、木造では筋交いといい、鉄骨造ではブレースと呼んでいます。
※三角形が構造の基本形。
木造軸組工法で、構造用合板を使ったりしますが、これは下の壁式構造も併用しているからです。
壁式構造
2X4工法や小規模RC造(5階まで)で使われている構造です。軸組工法の構造用合板を使った壁も、この構造です。
壁そのもので建物の変形に対応する構造。
※面が構造の基本形です。
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