建築条件付き土地を購入するにあたって、下記のような広告に出会ったらよく注意して検討しましょう。
目次
要注意な広告
建築条件付きと書かれ、土地と建物の参考価格が3,100万円と書かれた広告
建築条件付きと書かれていても、実際にはそのような説明をせず、建物のプランを2~3回程度描いて、土地と建物の同時契約を迫るのが一般的です。
そして、建築条件付きと書かれていますから、名実ともに建築条件付きの宅地の販売です。土地と建物の同時契約は絶対にしないこと。
広告に小さく書かれた建築条件付きの意味をしっかりと理解しておきましょうね。
売地と書かれているが、参考プランと総合価格3,980万円と書かれた広告
売り地と書かれているものの、建築条件付きとも書かれていません。建物参考プランと書かれていますから、建物はこれからのれっきとした土地だけの販売です。
でも建築条件付きとも書かれていませんから、知らない人は土地と建物は同時に契約するのだと思いこんでしまいます。
こんな広告も土地と建物の同時契約を迫られても、してはいけない広告のひとつです。もちろん、土地だけの販売ですから、どこの建築会社と工事契約をしようと自由なはずです。でも、ほとんど例外なく土地と建物の同時契約を迫ってきます。
新築3,980万円で「フリープラン」と書かれた広告
新築と書かれていながら、実は建物も建っていない。建築確認も出していない広告があります。新築とは、完成後築1年以内の建物を指します。明快な宅建業法第33条、建築確認を通ったものでなければ広告を出すことはできないと定めた規定を違反した広告です。
こんな広告に出会ったら、土地の契約だけを先行する「建築条件付き」の土地契約だけを先に行うことです。もともと宅建業法に違反した違法な広告なのですからね。
新築3,980万円で参考プランと書かれた広告
これも上と同じ雰囲気の広告ですね。
しかも、土地と建物別々の価格表示もしていませんから、最初から土地と建物の同時契約をもくろむ違法広告です。