木材にもそれぞれ特徴があり、その特徴に応じて使われる部分が概ね決まっています。
名称 |
使用部位 |
特徴 |
ヒノキ |
土台・柱 |
耐久性が高く、強度も強いため、土台や柱に使われている |
ヒバ |
土台 |
ヒノキ以外で耐久性が高いために土台に多く使われている。ヒノキより安価。 |
スギ |
柱 |
柔らかい材料で、強度、耐久性はヒノキよりも劣るが、吸湿性の高さなどから、構造材、仕上げ材全般に使われている。 |
べいつが |
土台・柱 |
外材で柔らかく耐久性は低いが加工がしやすく、安価なため、住宅用建材として多く使われている。 |
米松 |
梁 |
粘り強いため、ほとんど梁に使われている。 |
■集成材
集成材として使われる樹種は、ホワイトウッド、スプルース、スギ、ヒノキ、ヒバ、米松、赤松、カラマツ、エゾマツ等が代表的な樹種ですが、しようと思えばどんな木からでも集成材は作ることが出来ます。
■木材の等級
木材には節の有無、あるいは節の多さなどを基準にして、無節、上小節、小節、特等、特一等、一等材、二等材といった区分がされており、無節とは、全く節のないもの。小節は、直径25mm前後の節が1m間隔程度のバラツキであるような状態。一等は大小の節がたくさんあり、強度的に全く問題無い程度の若干の死節やハチクライ(虫食い穴)等も混入している状態。といわれており、極めて感覚的な基準です。
つまり、等級は、基本的に節の有無や大小で分類され、当然木材は、自然材なので節が少ないほど高価、ということになります。
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