マイホームの基礎知識・構想、計画編住まいと法律・タイトル

インデックスページ・・

●基礎知識
戸建住宅4つの取得法
確認申請とは
住宅会社のバラツキ度

●構想、計画編
ライフステージを考える
ライフスタイルを知ろう
設計と工事に必要な時間
コラム:工期は何ヶ月が適正
いつ、どうやって家を持つ

●不動産取引の基礎
土地 建物をめぐる法律
不動産広告の見方
建物価格の目安
地価を調べる
不動産広告の種類と信頼度
不動産業者チェックポイント

●コラム&ミニ知識
人工減少社会と住まい
データから見る住まい
大中小、零細企業の比率
住宅20年の性能変化

●プランのヒント
○部屋の広さ
リビングの広さ
主寝室の広さ
子供室の広さ
フリースペースの注意点
ちょうどいい。マイスペース

○その他
収納のヒント
2階リビングの
メリット、デメリット

生活感が近くなる1/50の縮尺
風通しの良い家にしたい
シンナーバルコニーの薦め
南にある建物の影の長さ
○窓の科学
失敗した−!?第一位・窓
窓の大きさと配置の目安
窓の方角と人間心理学
【実践】 窓の配置・1階
【実践】 窓の配置・2階

 


 

 

 
工事と設計に必要な時間


 工期は何ヶ月が適正か?
 契約サポートサービスをやっていると時々聞かれる話ですが、その深倍の多くは、工期が早すぎると突貫工事で手抜きをされないか、という不安なのかも知れません。
 これについては、私も第三者監理などをしているとおもしろい傾向があります。 まずは、一般的な工期を説明しておきましょう

●建売、建築条件付きの建物
これは、例外なく工期2.5ヶ月程度が平均的な工期です。

●注文住宅
規模も前者よりは少し大きくなるので幅がありますが、概ね3.5〜4ヶ月前後です。 もっとも、外壁がモルタルなどの場合は、少し余分に時間がかかります。

同じような規模の建物なのに、どうして建売、建築条件付きの建物が工期が早くて、注文住宅は時間がかかるのでしょうか。

その最大の理由は、建物代金の支払い条件にあります。

前者は、これも例外なく着工時は100〜200万円程度の支払いで、中間金の支払いはなく、残金はすべて建物完成時です。 それに対して、注文住宅は、着工時、中間金、完成時と概ね1/3程度の分割支払いです。

つまり、建売、建築条件付きの場合は、さっさと建てて、さっさと回収しないといつまで経ってもお金が回収出来ませんね。

では、そういう短工期の建売、建築条件付きの建物は粗悪なのでしょうか。
実は全く違うのです。

これは第三者監理をやっていてよく感じることですが、彼らの方がさっさと建てて、仕上げも傷などもなくきれいな場合が多いのです。

たぶん、過去の経験から、どうすれば無駄なく、短工期で、しかも傷などが出来ないように建てるのか・・のノウハウが自然で出来上がっていったのでしょうね。

仕上げの傷などの不具合で後々まで引きずられたら利益など飛んでしまいますからね。 その代わり、工事途中での変更なんかつきあってられねぇ・・かも知れませんがね。

それに引き替え、支払い条件の鷹揚な注文住宅では、業者によってはダラダラと仕事をして、完成検査では非常に傷が多い。。といった現場もたまには散見することがあります。(すべてではありませんよ)

    

ちんたらちんたらしてたら 傷だらけ
サッサッサッと忙しそうだが 傷もなく

そういう意味で世の中不思議なものですよ。
つまり、工期と仕上がりは、気合いの差なのです。

「工期短いのに、きれいな工事だなぁ。」
「お〜い。やっと完成かい。しかし、傷が多いねぇ。」

そういう世界なのです。この世界は。。。。。。

だから適正工期は?、なんて野暮な話は私に聞かないで。

工期も仕上げも、相手の気合いに聞いて頂戴。!!


  構想、計画編  
住まいの水先案内人・エンドパネル