建設コストは、上昇傾向
下の図は、国交省が発表している「注文住宅の建設工事費と消費者物価」の推移を19977年から2019年までの推移をグラフにしたものです。2005年をゼロとしていますが、
実し、建設工事費は上昇傾向です。
別の角度からもう少し細かく、国交省が集計している別の統計では、平成23年度(2011年)を基点に住宅の工事費は急激な上昇傾向にあります。
上のグラフと比較すると、少しズレがありますが、それでも2005年を基点に5%程度建設コストが上昇したあと、数年間は落ち着いていたのですが、2012年頃から急激に右肩上がりの上昇を見せています。
さらにフラット35を利用した人の統計では、2011年の坪単価と2019年の坪単価の上昇率を見ると、平均的に1.27倍の上昇を見せています。
注:黒字はフラット35の統計値のまま。赤字はこちらで計算した数値です。
注文住宅と建売との違い (国交省資料より)
注文住宅の建設コストと建売住宅の所要資金を比べてみると、下のグラフのように、どちらも上昇傾向にあるものの、注文住宅、すなわち建築コストの上昇が目立ちます。
土地もついている建売住宅に比べて、工事費の上昇が著しいようです。