STEP-3.存在壁量の確認(そんざいへきりょう)
そして、ほとんどの場合は、外壁側の壁は構造用合板9mmと室内側に石膏ボードを張りますから、その壁の倍率は構造用合板の等級によって3.0か3.5かが違うものの、室内側の石膏ボードの倍率1.5をたすと4.5~5.0となります。また、室内の壁は石膏ボードを両側に張りますから、石膏ボードの場率1.5の倍の3.0となります。そして、X方向、Y方向それぞれの耐力壁の量を計算していきます。
大きい区画にすると
耐力壁は、耐力壁区画の線上にしか計画することはできません。そのため、前ページのB図で耐力壁区画を計画するとどうなるでしょうか。
A図で計画したものよりも、X方向、Y方向それぞれの耐力壁が減少したことがわかると思います。
STEP-4.必要壁量<存在壁量の確認
MEMO
2階の耐震性は? | ここでは紙面の関係で載せていませんが、2階も全く同じ方法です。2階の必要壁量は、2階のものを使用してください。 地震係数は15又は21です。 |
下がり壁 | |
どうしてX方向、Y方向 | 地震は一定の方向からだけ来るのではありません。そのため、東西南北どちらから来てもいいように、X方向、Y方向それぞれに必要壁量以上の耐力壁が必要なのです。 |