頭が良すぎる官僚達は、ややこしい仕組みが大好きなようです。
実にややこしい区分ですが、下の表のような達成すべき基準の異なるZEHが設けられています。
そして、現在の「省エネ住宅」と言われている「平成28年基準」を起点にすると、下の表のような違いが見られます。
特に@建物の断熱化にしていては、下の表のように、UA値が平成28年基準よりも高い基準となっており、「その他の規定」の中で、さらなる設備機器の設置が求められています。


なお、UA値の基準値は示されていますが、一次エネルギー消費量の達成値は示されていません。
なのにどうやって20%、25%削減し、かつ、太陽光発電などを入れて100%削減の計算をするのかと言うと、一次エネルギー消費量は、「専用ソフト」を使うことで、その建物の地域区分や断熱性能、床面積等々に応じた、その建物の一次エネルギー消費量が示されます。
そして、住宅設備や太陽光発電などの機器を選択することで、どの程度の一次エネルギーを使っているのか、どの程度の削減になるのかをソフトがで計算してくれるようになっています。
|