選ぶべき弁護士とは

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前ページで、私が関わった特異な弁護士を紹介してきましたが、弁護士と言っても結局その人の性格、気質で勝ち負けは大きく変わります。

そのポイント自体はそう難しくはありませんが、実際にどういう気質の弁護士なのかを1.2回の面談で見極めるのはなかなか大変です。

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問題とキチンと向き合ってくれるかどうか・・(商売ではない問題意識)

いろんな弁護士さんと会うにつけ感じることは、裁判の勝ち負けはその弁護士さんの性格、気質によるものが多いのですが、それも『どれだけ問題意識を持ってくれるかどうか』にかかっています。
いかにその問題に向き合ってくれるのか、おざなりで通り一遍の弁護活動でお茶を濁すのか・・。
こればかりは、一つの仕事を通して見るしかありませんね。

建築士とキチンとタッグが組めるか・・(謙虚さ)

だから、正直な話をすると・・良い弁護士の見分け方などありません・・というよりも、たった1.2回の面談でその人の性格や気質を知ることは不可能です。いろんな弁護士さんに会えば合うほどそう感じます。一つの仕事を通じて、やっとその人の気質や性格がわかります。

特に建築紛争は、建築用語や建築技術の争いが大半なので、専門用語が飛び交います。そのため、建築士とどううまくタッグを組むかが、裁判に勝つ秘訣の一つです。
しかし、現実はなかなかそうでもありません。また、司法試験は基本的に一人で立ちむかわなければなりません。チームワークの勉強ではないので、弁護士はどちらかというと共同作業が苦手です。

そのため、前ページで紹介したように、もう少し建築士に相談すれば裁判が有利になる助言が得られるのに・・と思う弁護士さんもかなりいます。人と協調することになれていない。俺一人で出来るんだと独善的な思いにとらわれている弁護士さんでしょうか。(もっとも建築士も裁判になれていないので、一概に言えませんが)

前ページでも紹介したように、建築の専門知識が必要なのに建築士を必要と感じない「無視、価値不認識の弁護士」のようなうぬぼれ弁護士だと一人相撲を取ってしまいます。
「丸投げ、無関心の弁護士」も困ったもので、文系の思考が強すぎて、「理数系のやり取りなど全くわからないので丸投げだ」と、技術面に無関心な弁護士も勝てません。

結局のところ、依頼者の問題をどこまで自分の問題として考えてくれるか。わからないものはわからないと建築士など専門家の助言を聞ける謙虚さを持っているか。
良い弁護士とは、この2つに収斂されるのかも知りませんね。

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