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コラム:工期は何ヶ月が適正
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人工減少社会と住まい
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●プランのヒント
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リビングの広さ
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○その他
収納のヒント
2階リビングの
メリット、デメリット

生活感が近くなる1/50の縮尺
風通しの良い家にしたい
シンナーバルコニーの薦め
南にある建物の影の長さ
○窓の科学
失敗した−!?第一位・窓
窓の大きさと配置の目安
窓の方角と人間心理学
【実践】 窓の配置・1階
【実践】 窓の配置・2階

 


生活感が近くなる1/50の縮尺

 多くの方は1/100の平面図を書いてもらう場合がほとんどのはずです。
 それは、その方が書き手にとっては楽だからに他なりません。
 そして、建てるだけなら、1/100の図面で十分に建てられるからです。

 しかし、間取りを考えるのに不可欠なことは、ある程度の家具の配置です。窓の位置、ドアの位置、コンセントの位置など、部屋の細かなパーツの位置にしても、家具の配置が基本になっています。
 でも、1/100のスケールの図面というのは、本当は、ほとんど生活感が想像できないスケールなんですね。

 1/50の縮尺だと空間をイメージしやすい
 右の図は、ある面積の倍と半分です。
 片方は1/50で、片方は1/100の図面と考えれば良いと思いますが、同じ図面を倍にするだけで、実は入る情報量は倍以上にも出来ますし、空間のスケール、生活感は1/50で考えた方が遙かに実感とマッチしやすくなります。

 たとえ住宅会社から1/100の図面をだけをもらったとしても、コンビニに行って200%拡大で倍にして、1/50のスケールに図面を拡大し、そこで家具などのレイアウトを考えると、非常にスケール感がわかりやすくなると思います。これからプランを検討される方は、是非お試しください。

 ただ、難点は、普通のスケールを半分にしないとダメなんですね。
 1/100であれば、定規の1cmが1mでしたが、1/50の場合は、1cmが 0.5m=50cmになります。ちょっとややこしいです。

     

 私自身は今まで、設計上家具などのレイアウトを行う場合は、例外なく1/50のスケールに移し替えてブランの検討をしています。それは、いくら1/100の紙の上でプランをしていても、何となく、空間のスケール感がピンとこないからです。
 設計者でもいろいろですが、一度試してみる価値はあると思いますよ。

 なぜ、1/100の図面が多い
それは、建築主のためではなく、そのスケールで建物を作ることも、申請もすんでしまうからですよ。つまり、1/100のスケールは、施工者のための申請のためのスケールであることをお忘れ無く・・。


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