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露出配管・隠蔽配管の寿命
エアコンの配管をする場合、ほとんどの家庭では外壁に冷媒管とドレン管を這わせる「露出配管」だと思いますが、ときたま「隠蔽配管」をされる方に出会います。
時々、住まいを考えている方から、「どちらが良いんでしょうか?」と聞かれることがあります。その前にそれぞれの寿命を知っておきましょう。
エアコンの寿命は12~15年程度
肝心要のエアコンの寿命は、概ね12~15年程度です。大体10年目前後から故障が発生してきます。
冷媒管の寿命・・30年以上
一概には言えませんが、隠蔽配管をしておれば30年程度は十分に持つことが出来るでしょうね。
ドレン管・・屋外露出は3年
外壁に付ける家庭エアコン用のドレン管は、裸の間まであれば紫外線の影響を受けて2.3年で劣化します。配管カバーをしていても直射日光の当たる場所であれば、10年はもたないうちに劣化し、さわればポロッと壊れてしまう場合があります。
エアコン機材の中でもっとも弱いものが露出配管に使われているドレン管ですから、劣化防止の意味からも配管カバーは不可欠です。
メリット
1.外壁に配管が出ない(きれい)
2.自由に配管出来るため、不用意な位置に室外機を置くことがない。
3.外壁に穴を開ける必要が無くなる(開口時のトラブル防止)
4.エアコン交換のたびの配管工事が不要
デメリット
1.配管の曲がりが多いと効率が落ち、液漏れも発生しやすい
2.初期費用が高い
3.エアコン買い換え時の値引率は悪い(標準工事費の値引きも知れている)
と言うことでしょうか。
外観はスッキリさせたいし、室外機を置く場所が限定され、そのままでは、エアコン交換のたびに長い長い配管を振り回さなければならない。
あるいは右図のように中庭に面した壁にエアコンを取り付けたいが、室外機は中庭に起きたくない、といった場合は、隠蔽配管もメリットが高いと思いますが、ほとんどが標準工事費付きと謳われている4m内外の配管長で済むのであれば、露出配管の方が工事費ははるかに安いでしょう。
あるいは右図のように中庭に面した壁にエアコンを取り付けたいが、室外機は中庭に起きたくない、といった場合は、隠蔽配管もメリットが高いと思いますが、ほとんどが標準工事費付きと謳われている4m内外の配管長で済むのであれば、露出配管の方が工事費ははるかに安いでしょう。
全てをどちらかにしようとするのではなく、適材適所で考えてみるのも良いのではないでしょうか。