注:この基準は、現在使用されていません。旧基準です。
室内外の温度差1℃のとき、住まい全体から1時間に床面積1m2当たりに逃げていく熱量を指す。
数字が小さいほど高断熱。
屋根、天井、外壁、窓、床、換気などから逃げていく熱の量を延床面積で割ったもの。逃げていく熱量は、熱貫流率K値を、それぞれの部位で計算することになる。
この数値は、次世代省エネルギーの仕様で建物を建てる場合の指針となっています。
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地域によって異なる要求
この数値は、次世代省エネルギーの仕様で建物を建てる場合の指針となっています。
■地域の区分
注意:図のように、都道府県はひとつの目安で、実際には市町村レベルで細かく細分化されている。
地域別のQ値
地域 | Ⅰ地域 | Ⅱ地域 | Ⅲ地域 | Ⅳ地域 | Ⅴ地域 | Ⅵ地域 |
Q値 | 1.6 | 1.9 | 2.4 | 2.7 | 2.7 | 3.7 |
Q値だけに依存しない事
温暖地域では、単にQ値や高い断熱性能だけに目を奪われるのではなく、開口部の断熱化を考えておく必要があります。冬の48%、夏の71%もの熱がサッシなどの窓から失われています。
当社は、Q値○○です。と誇らしげに話をするハウスメーカーも、それは数値だけのお話。本当に快適に過ごすためには、庇を設けたり、カーテンやブラインドの遮蔽、あるいは単なるペアガラスだけでなく、断熱材の充填されたサッシなど、細かな配慮が必要です。
もし、当社は、高性能断熱サッシを使っていますから、庇など不要です。という営業マンがいれば、 日向と日影の涼しさを体感できない、悲しい、鈍な営業マンと思いましょ。。