それぞれの物の温度(表面温度)は次のような動きを示します。
●芝生や木陰の土、あるいは下草のある土の温度は、ほぼ外気温に応じて変化します。暑くはなっていません。外気温が下がれば、それにつれて土の温度も下がります。
外気温が30℃なら、芝生や木陰の土、あるいは下草のある土の温度は、30℃前後です。
●グラウンドなどに代表される乾いた土。これは、直射日光が当たる分だけ外気温よりも高くなりますが、それでも35度前後までで、夜半には外気温と同じ温度にまで下がっています。
●インターロッキングは、土よりも温度が上がり、下がり方も少し緩やかです。
●アスファルト舗装は、日中50℃前後にまで達します。しかも、夜になってもなかなか温度が下がりません。夜10時に外気温が27度にまで下がったときでも、アスファルト舗装の表面温度は、まだ35度にも達していました。さらに翌日の朝8時にはすでに43℃にも達していた『恐ろしく暑い材料』です。
●コンクリートはインターロッキングとアスファルトの中間的な温度変化です。
●自動車のボンネットは、日中50度前後にまで高くなりますが、夜には外気温と同じように下がっていきます。熱の順応性が非常に良いです。外気温よりも遙かに暑くなるが、夜は必ず外気温まで下がります。
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