・インデックスページ・・
●耐久性の基本要素 ・はじめに ・品確法の基準 ・基礎の高さ ・床下防湿 ・床下換気 ・土台の防腐と水切り ・小屋裏換気 ・軸組の防腐、防蟻 ・外壁通気って何? ・重量鉄骨造の基準 ・鉄筋コンクリート造の基準 ・バルコニー防水 ・本気の基準法住宅 ・制度を活用しよう
●少し深くミニ知識編 ・軒の出の無い建物と外壁通気 ・小屋裏換気とは ・バルコニー防水の方法 ・建物と周囲地盤の関係 ・24時間換気 ・本当の建物寿命は何年?
●耐久性を考える ・耐久性の3要素 ・木材の規格やコスト ・フラット35の耐久性仕様 ・メンテナンスは健康診断 ・その他の要素
●50年もつ家 ・50年もつ家を考える ・立地を考える ・外装材は何が良い ・メンテで困る家 ・軒の出と建物の長持ち度 ・木は何が良い ・35年目のオーバーホール ・5年に一度、目視点検
●建物劣化とメンテナンス ・建物劣化はどこから始まる ・自然劣化の進み具合 ・人為的ミスによる劣化 ・メンテナンス計画表
建物を50年も持たせようとすると自主点検が欠かせません。新築時に塗布した防腐防蟻薬剤だって、保証期間は5年。雨漏り保証も瑕疵保険の保証は10年で打ちきりです。 ところが、雨漏りや木材腐朽が顕著になるのはそれ以降ですね。そうすると、5年に1回程度は点検が必要ですょ。
右に基本的な目視点検の項目を書いています。 基本的には、 雨漏りを起こしそうなところはないか。木材が腐っていないか。シロアリは来ていないかが中心です。 5年に1回、床下にもぐり、小屋裏を覗き、外部を一回りする。
なお、建物の水平度を測るなら、必ず3m以上離れた地点間で行ってください。それ以上短い距離での床の凸凹は瑕疵判定の対象外です。また、普通の水準器は長い距離の水平度は測れません。タジマの「レーザーサイトレベル」というレーザービームの出る水準器を使って計ってください。(通販で7,000円程度−30cmもの)
材料も手入れや使い方を注意すれば寿命を延ばすことが可能です。
■ホントはね!! 日々の仕事や子育てに追われて、家を点検する〜なんて、多分、建てた人のほとんどがしないのではないかと思います。
かくいう私だって自宅でそんなことはしていません。正直な話、上の説明も書いているだけです。実践していません。 だからあまり難しく考えず、 日々気を張らず、 しなければならないと気負わず 異変に気づく注意力だけをもって生活しましょう。 キチンと建ててもらった家は、そんなに注意深く注意しなくてもいいですよ〜。