■木材や構造材の防湿を目的とした仕様
基礎の高さや床下防湿、換気口は、建物の構造体を乾燥させ、木材が腐ったり、結露の発生を防ぐことが目的です。
木材の大敵は湿気。
私たちは、ただ蒸し暑いなぁ。除湿器をかけよう。ということで済んでしまいますが、もし、こんな準備がなかったら、木材は知らず知らずの間にどんどん腐っていくのです。
腐ってからではお・そ・い。

■ 床下、小屋裏の換気通風
真夏の外気温32℃のとき
小屋裏は、50〜60℃、
床下は、25℃以下。
梅雨時は、結露が発生しやすい。
室内は、冷房で28℃で快適。
エアコンと断熱材のおかげで、
あなたは知らないけど、木材は大変なんだ。
注)基礎を断熱工法とした場合には、床下換気口をとる必要はありません。
床下換気口の代わりに最近ではほとんどが基礎パッキン工法です。
■ 木材の防腐やシロアリの防蟻のための仕様
木材のもう一つの大敵はシロアリ。
阪神大震災でも、シロアリの被害で倒壊した古い建物をよく見かけました。
防蟻剤には、ホルムアルデヒドを多く放出するものもあります。
現場塗布などはその典型ですが、安価な防腐土台も工場での加圧注入式のものは、室内汚染物質の放散が少ないといわれています。

|