建物にはいろいろな形態があります。外壁通気工法はそれぞれの場面でどのように空気の経路を考えるかにあります。下記の図のような場合、点線部分のように空気の流れを考えた場合は、それぞれに空気の入口と出口を配置する必要があります。
ただ、真ん中の図のように、外壁が垂直になったまま終わった場合は、この形態に適した専用の換気口は市販されていないため、どうしても外壁通気を行うのであれば、空気を排出できる専用のカバーを考える必要も出てきます。
また、右図のように、単なるバルコニーの手すり壁のような内部結露の可能性のすくない部分にまで外壁通気を行うかどうかは、設計者や建築主の判断の範疇になるでしょうね。
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