基礎立上がりにジャンカが出来る理由

基礎が完成したら、右の写真のようなジャンカらしきものが、基礎の立ち上がりの下部に出来る事がよくあります。
「大丈夫なのかなぁ。」
いろいろ事前に勉強した人になると、「これがジャンカと言われるものではないのか」と不安を覚えたりします。

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基礎立ち上がりの下部にジャンカ(?)が出来る理由

ジャンカが非常に出来やすい部分ですが、それにはキチンとした理由がありますし、ここに出来るジャンカは全く心配する必要の無いジャンカです。

立ち上がりの型枠は木製または鋼製の型枠を使いますが、鋼製の型枠は下の図のような「セパレーター」というものを底盤コンクリートの上に固定して鋼製型枠を固定していきます。
そのため、スペーサーの厚み分2.3mmの隙間が、必ず底盤コンクリートと型枠の間に生じます。その隙間から、コンクリートのセメントペーストと呼ばれる成分が流れてくるのです。これがジャンカの原因です。

反面、木製型枠は「スペーサー」という部材を使わないで、型枠を直接、底盤コンクリートに固定するので、隙間が生じにくく、ジャンカのようなものもできにくい傾向があります。

写真の左は鋼製型枠。右は木製型枠でした。やはり違いがありますね。

ジャンカは何もしなくても良いの?

ジャンカは『程度問題』 の要素が大きいのですが、この部分に出来る高さ数㎝以下で、奥行きも数㎜までと深くなければ、特に何もする必要はありません。美観上気になるようであれば、モルタルなどで補修してもらいましょう。
注:鋼製型枠の場合は結構連続して出来ますが問題はありません。木製型枠の場合は、底盤コンクリートの不陸で部分的に生じるケースが多いです。

私の経験則上、この程度のジャンカは本当に表面だけで留まり、奥まで進行している深刻なジャンカ(いわゆる巣の状態になって、基礎としての強度のない状態)になっていることはほとんど無いからです。

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