少し前まで、押入や収納の外壁側には断熱材などいらない、という「大間抜けな業者」がいましたが、最近ではそこまでひどい話は聞きません。
しかし、なぜか、小屋裏収納は部屋ではなく、単なる物入れだから断熱など必要ないと未だに思っている建築会社がいます。
これも浴室の外壁面に断熱材を入れないのと同様の『間抜けな断熱工事』の代表例です。
というより、上の浴室回りに断熱材を施工しない例も同じですが、どちらか言うと実際に断熱材を張る大工さんの意識が低いために張ろうとしない。それに輪をかけて断熱に関して意識の低い現場監督がいるから大工に指示も出来ない、といった住宅会社で多く行われています。
そのため、彼らにすれば、『なんでそんなところに断熱材がいるんだよぉ〜』と理解出来ないのです。
断熱材は連続して建物を覆うからこそ断熱効果があるのだという断熱の基本が全く分かっていないのですね。
これでは、浴室の例と同様に断熱材の無い小屋裏収納を通じて、熱がどんどん2階の部屋に入り込んでいきます。
|