■悪質リフォーム会社との対決・・協議の結末は。
人の不安心理につけ込み、ずれてもいない屋根瓦に無用なコーキングをして不当な工事代金をせしめとる。
工事を止められると、発注もしていない「砕石やコンクリートの材料代40万円を支払え」と揺さぶりをかけてくる。
そんな悪質なリフォーム会社に対して、『契約を解除したい。材料代など支払えない。そして、今まで支払ったお金(60万円)を返せ。さらに屋根を元通りにするための修理費用100万円を支払え』というのが被害者の言い分です。(都合160万円を支払えという要求)
その交渉をするために、消費生活センターからも、被害者の娘さんからも、リフォーム会社の社長に連絡を取ろうとしましたが、『出張』を理由に声を聞くことができません。
内容証明郵便も送りつけ、なんとか時間と場所を設定し、消費生活センターで打ち合わせがおこなえるようになりました。
打ち合わせの場に来たのは当初から出入りしていたいかがわしい営業マン??一人。声もわからない、顔も知らない社長は決して出てきません。そして、センターの職員2名(女性)が立ち会い、被害にあった老夫婦と娘さん。そして、私。
もちろん話の争点は、正しい工事かどうか。お金を支払って当然の工事だったのか、全く意味の無い工事だったのか。
こちら・・・無用な意味のない工事だ!!
相手・・・・無意味とはいえない!!
という、水掛け論が続いたのですが、それは最初からわかっていたことです。
なぜなら、相手が非を認めれば、とりもなおさず返金の話になりますから、相手は絶対に非を認めることはありませんね。
消費生活センターで、2時間に及んだ交渉は、契約解除の合意だけで、60万円の返金はできませんでした。そして最後にその場で書いた解決合意書に双方がサインして解散です。(正式な契約解除のやりとりはその後で書類で行っています)
結局被害者は、その後の工事は解約し、材料代など相手の言い分は認めませんでしたが、最初に支払った60万円は泣き寝入りです。
なぜ60万円が取り返せなかったのか。
理由は非常に簡単なんですね。。
費用対効果と書けばわかるでしょうか・・・。
そしてそれが彼らの狙い目なんです。 、
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