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注:現実に全ての部分を同じ断熱材で行うことはありませんが、この表では、比較を容易にするために、全てをグラスウール(10K)で表現しています。 T地域のみ、気密住宅とし、他は気密住宅ではありません。 T以外の地域で気密住宅にすれば、断熱材の厚みは約70%程度にすることが出来ますが、気密化工事が必要になってきます。
この表はW地域で必要なグラスウール断熱材の厚みです。
注:次世代型では、内断熱工法と外断熱工法で断熱材の厚みが異なります。 グラスウール(10K)の場合の厚みです。 この表では、内断熱工法で比較しています。
■平成28年基準 平成25年に改訂された法律で、「建築物省エネ法」となりました。 断熱計算の方法が変更され、地域区分も以前よりも細かく指定されたものの、必要な断熱材の厚みは、上の「次世代省エネルギー仕様」とほぼ同じです。 次世代省エネルギー仕様と比較して、地域区分がより細かくなった。計算方法が変わったが、断熱材の厚みはほとんど変わっていない、と考えれば良いです。
上記のように、断熱には法律が準じ改訂されていく過程で断熱無しの段階から、次世代省エネルギー仕様(平成28年基準も同等性能)の住宅まで4つの仕様が作られてきました。
上の表のW地域の外壁の断熱材の厚みの変化をみれば一目瞭然ですが、断熱化か進むほど、断熱材の厚みも暑くなっていくのがわかると思います。
上 の3つのケースをモデルプランで、代熱性能の比較とコストシミュレーションしてみましょう。 注)単価は、地域、工事業者などによって異なるため、 あくまで、概算的な目安とお考えください。
条件 地域...東京、大阪などW地域の住宅 工法...在来木造住宅 2階建て 延床面積.35坪の総2階建て 断熱工法.内断熱工法(充填工法)と外断熱工法の比較 どちらもフラット35最低基準以外は、窓は、一般サッシ+二重サッシにしている。
注:高断熱化のコストアップ要因 断熱サッシ、樹脂サッシ、木製サッシなどを使用すると価格は大きくアップします。 高断熱化で、もっともコストがアップする要素は、断熱材の厚みではなく、サッシやドアの高断熱化や全熱交換タイプの換気扇などを導入することによるものです。