
標準仕様の実態
他社との競合の中で、建物の坪単価も似たようなものになり、突出した仕様の建物は出ないと説明しましたが、では、一般的にその建物のグレードはどの程度なのかというは、そんなに悪い仕様ではなく、当サイトが行っているサポート・サービスからの統計では、右の図のように中庸な仕様レベルにあります。(具体的には下記(*1)参照)
もっとも、小規模、零細な販売業者になると売ることだけが優先して、木材でも安いが腐りやすい樹種のものを使っていたり、耐震性が基準法ギリギリの低い設計しかしなかったり、断熱性能が著しく低いといった建物の仕様グレードが低い会社もありますが、こればかりは販売価格だけで知ることは出来ませんから、注意が必要です。(*2)
(*1)サポートサービスの事例では、耐震性は概ね等級2を少し下回る程度
。(2X4工法では等級3前後)。耐久性は外壁がサイディングの場合は等級3。モルタルでは等級2。断熱性は等級3(省エネルギー仕様レベル)が多いです。
(*2)木材の仕様や断熱性は仕様書があれば分かりますが、その様なものすら作っていないだらしない売り主もいますし、耐震性に関しては、間取りなどを作成して打合せで聞かないと分からないことがらです。決して、価格表示だけで現れてこない側面です。
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