住まいと耐久性住まいと法律・タイトル

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●耐久性の基本要素
はじめに
品確法の基準
基礎の高さ
床下防湿
床下換気
土台の防腐と水切り
小屋裏換気
軸組の防腐、防蟻
外壁通気って何?
重量鉄骨造の基準
鉄筋コンクリート造の基準
バルコニー防水
本気の基準法住宅
制度を活用しよう

●少し深くミニ知識編
軒の出の無い建物と外壁通気
小屋裏換気とは
バルコニー防水の方法
建物と周囲地盤の関係
24時間換気
本当の建物寿命は何年?

●耐久性を考える
耐久性の3要素
木材の規格やコスト
フラット35の耐久性仕様
メンテナンスは健康診断
その他の要素

●50年もつ家
50年もつ家を考える
立地を考える
外装材は何が良い
メンテで困る家
軒の出と建物の長持ち度
木は何が良い
35年目のオーバーホール
5年に一度、目視点検

●建物劣化とメンテナンス
建物劣化はどこから始まる
自然劣化の進み具合
人為的ミスによる劣化
メンテナンス計画表

 


 

 

 
小屋裏換気

小屋裏は暑い!!

 あなたは、夏場の屋根裏の温度がいくらになるかご存じでしょうか。
 下図のように夏の屋根裏は暑いときには60℃近くに達しています。60度という温度は、物がカラカラに乾く温度ですね。屋根裏はこのような過酷な環境にあります。そのため、木材はカラカラに乾燥し、木材の中の必要な水分までも乾燥していまい、木材の耐久性という点ではもっとも劣悪な環境にあります。
 また、これだけ暑い気温になるといくら天井に断熱材を敷き込んでもやはり断熱効果は少なくなってしまいます。
そのため、小屋裏(屋根裏)部分を適度に換気するということは、木造の建物にとって耐久性を高めるという点では非常に大きな役割をもっています 。
 昔の大きな大きな大屋根の下が涼しかったのも、このような小屋裏の換気効果があったためではないでしょうか。

          
  
左は、住宅の小屋裏の温度の計ったもの。昼と夜で25℃前後の気温の変化がある。昼間は55℃近く、夜は25〜30℃にまで下がる過酷な条件にある。
右は、別の住宅の小屋裏の温度画像。屋根の下地は60℃近くに達している。

・建築基準法では、小屋裏換気は規定されていません。つまり、無くても良い


  耐久性の基本要素  
住まいの水先案内人・エンドパネル