最初から手抜き工事を意図した明らかな欠陥工事を進めようとしていました。
幸い、サポートサービスのおかげで事前に配筋基準を知っていたため、おかしいと気づき、この方は販売業者と折衝の結果、売買契約は白紙撤回になりました。
この例などは、ローコストで建てる賃貸物件のいい加減な施工実態を垣間見る良い機会でしたが、同じような物件が2〜3棟は同時に建てられています。それを知らずに購入した人は、何も知らずに賃貸物件として利用しているのでしょうね。
見かけは立派、住宅設備に良いものを入れる傾向があるのは建売系や分譲系、賃貸など、それはどんな建物でも同じです。
わからない部分で徹底的に手を抜く。安くしなければ賃貸として収益が上がらない。その結果、下請けを徹底的に叩き、手抜き欠陥工事も見て見ぬふりの販売業者の怖〜い一面です。
注:地耐力70kN/m2以上で不同沈下の恐れのない地盤では、無筋のコンクリート基礎とすることが出来ます。(建築基準法、告示第1347号)
.
|