木材の耐久性を示す区分
D1材に指定された木材は、劣化が少ない。
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D1樹種とは
針葉樹 | 桧、米桧、ヒバ、米ヒバ、杉、米杉、カラマツ、米松、ダフリカカラマツ |
広葉樹 | ケヤキ、クリ、クヌギ、ミズナラ、カプール、アピトン、セランガンバツ、ケンバス |
2×4材 | ダグラスファー、ウエスタンラーチ、ダフリカカラマツ、パシフィックコースチ、イエローシーダー、タマラック、ウエスタンレッドシーダー、カラマツ、桧、台湾桧、ヒバ、杉、 |
赤字は、特定樹種で、D1でもさらに強い樹種
D1樹種を使うとどうなるの
建築基準法では、地盤から1mまでの部分は、防腐措置が必要とされています。
フラット35融資や性能表示では、D1樹種を使うことによって、薬剤注入などをしなくても良いことになっています。それだけ、劣化しにくい木材と言うことでしょう。
性能表示「劣化の軽減」の外壁軸組の防腐防蟻措置
外壁通気工法 |
又は
性能表示 | 等級2 | 等級3 |
2世代(50~60年)もつ程度の対策 | 2世代(75~90年)もつ程度の対策 | |
柱 | 薬剤処理 | 木材に薬剤処理 |
D1樹種の使用 | 外寸120mm以上のD1樹種の使用 | |
外寸120mm以上の木材 | 外寸135mm以上の木材 | |
間柱、筋交い、胴縁 | 木材に薬剤処理 | 木材に薬剤処理 |
D1樹種の使用 | D1特定樹種を使用する |
たとえば、等級2の柱は、
薬剤処理かD1樹種か、外寸120mm以上の木材のどちらかから選ぶ
性能表示「劣化の軽減」の土台の防腐防蟻措置
性能表示 | 等級2.3共通 |
土台 | D1特定樹種を使用する |
木材に薬剤処理 |
土台は、D1特定樹種か、薬剤注入のどちらかが必要