耐圧版工法、アンダーピニング工法等等名称はいろいろですが、代表的な工法は『ジャッキアップで傾きを直す』という方法です。
強固な支持地盤が浅いところにあれば、「耐圧版工法」と言ってみたり、深ければ「アンダーピニング工法」と言ったりしますが、いずれにしても『ジャッキアップで傾きを直す』のです。
そして、支持地盤の深さにより、費用は前後しますが、ざっと500万円程度の費用はかかります。 代表的な「アンダーピニング工法」は、モグラのように床下の地面を掘り、そこに長さわずか1m程度の鋼管杭を、継ぎ足しながら固い地盤まで油圧ジャッキで打ち込んでいきます。
作業用の土を掘り出すのも、全て人力。まさに原始的坑道作業そのものですし、人がしゃがんで進める程度の高さしか掘らないため、杭の長さも短く、継いで継いで杭を足していきます。
そのために、数百万円という費用がかかりますし、極めて特殊な工事なので、誰でも出来る工事ではないため相見積もりを取る、競争入札をするといったことも出来ません。
費用は500万円、あるいは数百万円と書きましたが、単に建物の傾きを直す以外に、外壁や建具のゆがみなどの補修も発生するため、いずれにしても高額な補修費用になりがちです。
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