よくいただくご相談の中で、住宅業界はよくわからない世界だから・・というのがあります。
もちろん、どんな業界でも固有の慣習や独特のシステムがあるのは事実です。
また、この程度の仕事を悪いと言うとダメかな・・・という『良品、不良品では区別できない世界』で説明した判断基準がなかなかわからない部分があるのも事実です。
でも、
- 約束した納期が遅れる
- 注文した内容と違う
- まともに図面を書いてこない
- いつも何か忘れる
- 説明をしない
これは、はっきり言って人間として、社会人として、会社としてあってはならない普遍的なことです。
住宅業界を特別な業界として見るのではなく、普通の社会人、普通の会社として見れば良いのです。
- わからないことは説明してくれる
- 約束は守る
つまり、納得を買うのが賢い消費者であり、そうなるようにつとめているのが良心的な住宅会社なのです。
でも、それができていない人や会社が多すぎるから欠陥、手抜きという現象が現れます。大人になりきれていない、あるいは消費者を馬鹿にしたい会社がまだまた多くいる情けない業界であることも事実です。
同時に、安易に判子を押す極めて不用心な消費者(建築主)が多いのも事実です。
類は類を呼ぶ。のことわざ通り、契約や注文というものに不用心な人ほど悪質な業者に引っかかりやすいのも事実ですね。
普通の社会的常識や規範といったものに照らして行動し、交渉できる人ほど、リスクは少なくなると言えるでしょう。
商品を買うのではありません。物を買うのではありません。
納得を買うのです。
納得を買うのです。